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セレクションの記憶 [サッカー]

ジュニアユースチームのセレクションが各地で行われている。Forza`02の今年度のセレクションも日曜日に東伏見Gで行われたようだ。

早いもので、もう3年が経ったということだ。安太郎がForza`02のセレクションを受けたのは、2008年(平成20年)11月30日。あの日も確か寒い日だった。
その頃は、ジュニアユースのサッカーについて、ほとんど知見がなかったので、セレクションを受ける選手の多さにただ驚き、知らない選手がみんな上手く見えたものだ。

セレクションのメニューがひと通り終わったところで、安太郎は、最初の選抜組(合格者)には入ることができなかったが、「最後にもう一度全面ゲームで選手を見ます。」ということで始まった全面ゲームに参加した。
小学生にとっての全面コートは、未知の広さ。それまでの練習会やセレクションでのゲームは1/4コートであったり、半面コートであったりしたわけで、全面コートではやっていない。広さに対する順応性、視界の広さ、パスの精度、体力等、見られるポイントはいくつもあるだろうが、とにかく何かがアピールできなければ、最後の選抜組に入ることはできない。

安太郎が入ったポジションは、確か左サイドバック。本来、前目のポジションで攻撃に絡むところが持ち味のはずだが、セレクションでは、前の方のポジションの取り合いで、なかなか希望するポジションにつくことができない。事前の練習会でも後ろ目のポジションをやっていることが多く、「また、バックやってるよ。大丈夫か。」と私は胸の中で毒づきながら応援していた。
バックのポジションで落ち着いている場合ではないというのは、安太郎も認識していたようで、途中、最後列からドリブルでサイドを駆け上がり、シュートまで持って行く場面を創り出す。全面ゲームの中では、ほぼ、このワンプレイだけだったが、ゲーム終了後に名前を呼ばれた。
私もその瞬間には、大きく息を吐いた。
セレクションは、選手も親もメンタル面でのプレッシャーが大きく、緊張感のあるものだ。

セレクションというイベントの性格上、最後に明暗が分かれるところは、小学生にとっては少し酷かもしれないが、そういう世界なので割り切って考えるしかない。ただ、長い目で見れば、ここでの明暗は、ほんの一瞬のことである。この先「暗」を「明」に転ずることは容易にできるはずだし、「明」を「暗」にしないためには、必ず努力が必要なのだ。まだしばらく、セレクションの季節は続くようなので、選抜されなかった選手は切り替えて行くしかない。頑張っていれば、きっと見いだしてくれる指導者はいると信じたい。
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