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サッカー監督業 [サッカー]

「日本代表の監督がなかなか決まらない。」と毎日のようにメディアで報道されており、「監督が決まらない中で試合をやって意味があるのか。」ということが問われている。確かにそうだ。チームの船頭たる監督がいなくては、船はどっちの方向に進んでよいか分からないし、選手のモチベーションも上がらないだろう。報道によると、まだしばらく、決まりそうにない。わざわざ日本までやって来る物好きなスペイン人は、そういないのだろうな。

たまたま、最近読んだ雑誌で、サッカーの監督業について書かれていたので、少し紹介する。
先日、安太郎の兄の友達のKentaが、私にプレゼントしてくれた「GIANT KILLING extra」Vol.01(講談社MOOK)だ。「GIANT KILLING」が監督を主人公とした物語であるため、特集記事が「サッカー監督業は、面白くて、厳しい。」というもので、以下の6人のJ1監督が取り上げられていた。
 西野朗(ガンバ大阪)
 オズワルト・オリヴェイラ(鹿島アントラーズ)
 城福浩(FC東京)
 反町康治(湘南ベルマーレ)
 鈴木淳(大宮アルディージャ)
 小林伸二(モンテディオ山形)
FC東京の城福氏の記事が、興味深かったので、紹介する。

城福氏は、日本サッカー界きっての理論派監督らしい。S級ライセンス講座でも抜群の成績を残していて、それを買われてU17日本代表の監督(2006年)に抜擢されたらしい。J1の試合の中での熱い姿勢を見ていて、体育会系なのかと思っていたが、そうではないようだ。記事では、この超理論派の監督に、試合中に監督は「どこを見ているか」を尋ねている。

「試合開始」のキックオフのホイッスルの瞬間、まずは、自分のチームの「選手が踏み出す第1歩」に注目するという。ボールの動きに合わせて、選手の反応を確認し、集中して試合に入っていけているかどうかを読み取るという。その様子を見て、選手に指示の声をかけるらしい。
次に、相手のフォーメーションの確認。事前にメンバー表で示されてはいるようだが、わざと入れ替えるチームもあるらしい。当然駆け引きのある世界なのだ。

更に、相手のボールの回し方。ロングフィードなのか、パスをつなぐのか。パスを繋ぐ場合も、全員の押し上げを待つのか、前だけで行くのか等、相手の試合への入り方を読み取り、事前情報と一致するかを確認する。ここは、相手監督の狙いを読んで、自チームの選手にそれに対応する指示をするということだろう。当然、試合の進行に合わせて、また、得点の状況に応じて、戦略も変化するので、その場面毎に、また、戦況を読んで、指示をしなければならない。

試合の終盤になり、体力が落ちてくると、個人の判断ミスも出やすくなる。そこで、判断を誤らずにプレイできているかというところも見ているようだ。これができるかどうかは、「サッカーが身体に刷り込まれているかどうか」にかかるという。一流の選手は、疲れていても状況判断を間違えないという。

最後に大事なチェックポイントのひとつとして、「試合の中で選手の個性が発揮されているか」ということを挙げている。選手の持つストロングポイントが出せているか、チームとしてその選手にプレイの選択肢を与えることができているか、を意識するようだ。確かに、FC東京では、平山、石川、羽生等、各ポジションで個性のある選手が揃っており、このタレントを巧くまとめて、成果を出していると言えるだろう。

こう書いてみると、ジュニアユースのサッカーにも当てはまることばかりで、改めて書くまでもなく当然のようにやられていることかもしれない。しかし、試合が始まって、時々刻々と試合が進む中で、選手達とは別の意味で即座に判断をし、選手を動かさなければならないので、「サッカー監督」という商売も大変だ。
試合が始まるまでも、試合中も、試合が終わってからも、考えることが山ほどあるようだし、ましてやジュニアユースでは、U13、U14、U15と3チームもあり、抱える選手の人数も半端ではない。ストレスも大きいように思うが、自分の思うようにチームを動かすことができれば、達成感も大きいだろう。
記事のタイトルの通りで、「面白くて、厳しい」なのだろう。

たまには、監督の視点で試合を観てみると、何かに気がつくかもしれない。
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