日本クラブユースサッカー選手権(U15)大会 雑感

Forza`02は敗退してしまったが、日本クラブユースサッカー選手権は、Jヴィレッジのピッチ上で暑い戦いが続いている。準々決勝まで終了し、勝ち残っているのは、以下の4チームだ。
・サンフレッチェ広島FCJY（中国第1代表）
・ジュビロ磐田JY（東海第2代表）
・清水エスパルスJY（東海第1代表）
・浦和レッドダイヤモンズJY（関東第6代表）
関東代表は、出場9チームの内、ラウンド16までに6チームが残っていたが、ベスト4に残ったのは、浦和だけとなった。準々決勝で鹿島と三菱養和の両チームが敗退したが、いずれも延長戦の末で涙を飲んでいる。関東代表は、昨年も上位には食い込めていないようなので、浦和には是非、決勝までコマを進めて欲しいところだ。

私だけではないだろうが、JCYの速報に目を疑ったのは、東京ヴェルディのラウンド16での敗退だ。グループリーグの第1日、第2日の東京ヴェルディの試合を各々観戦した。関東予選の時に見せていた狭いスペースでの細かいパス回しや、決定的なラストパス等、本領を発揮した試合運びであり、このチームが負けることはないのではないかと、勝手に思っていた。しかし、グループリーグ3日目の名古屋戦、そしてラウンド16の札幌戦とあっさり敗戦し、姿を消してしまった。公式記録によると、札幌戦では札幌の7本に対して東京は全部で21本もシュートを放っているが、得点できていない。札幌は前半4本のシュートの内、2本が得点となっており、札幌の粘りと勝負強さに屈したというところか。サッカーというゲームでは、これもありがちなことだ。

関東代表の浦和は、準決勝で清水と対戦する。2日目の清水の試合を観た安太郎が、「清水はヴェルディに匹敵するほど巧い」と言っていた。浦和の試合を観ていないので、分からないが、清水、浦和ともグループリーグからここまで全勝で勝ち上がってきている2チームであり、好試合が期待される。

ところで、浦和と言えば、この大会が始まる少し前の日程（8月6日〜10日）で、同じJヴィレッジを会場として開催された全日本女子ユース（U-15)サッカー選手権大会で、浦和レッズレディースJYチームが3連覇を果たしている。以前紹介した安太郎の小学校時代のチームメイトだったKikが優勝メンバーに名前を連ねていた。JFA TVで決勝戦の様子が公開されているが、ゴールに迫る際のワンタッチでのパス回しが、男子のJYの試合でもなかなか見られないくらい素晴らしい。日本の女子チームが、世界に伍して戦うことのできる所以である。男子チームも負けていられないぞ。