TM vs横河武蔵野FC ＠東伏見G

「ナイスゲーム」と言って良いだろう。
ガチメンでの35分の前後半の試合は、前半1-0、後半3-0、合計4-0という相手を圧倒するスコアでの快勝となった。
試合の内容も悪くなかった。相手のエースに仕事をさせない徹底したディフェンスも、多彩なボール回しと裏に出すボールで攻め込む攻撃陣も、観ていて選手達の懸命さが伝わってきた。
TMではあるが、相手が横河というだけに、選手もコーチも監督も、そして応援にも力が入っている。これは公式戦かと思わせるように、監督やMコーチからは選手に檄が飛び、気合いの入った試合展開となった。

前半の立ち上がり、相手のフォーメーションを見ながら、ポジションチェンジの指示がベンチから何度も飛ぶ。今日は、DFの要であるKenを負傷で欠くため、相手の俊足エース18番のマークには、チームで一番の俊足Kyosが付く。ボールを持たせても、タテに走らせないようにコースを切り、自由にドリブルをさせないように身体を寄せる。後半の途中からマークがKimに変わったがおそらく18番にはほとんど仕事をさせていないのではないか。もちろん時には、離されてしまうこともあるのだが、とにかく、ゴールを決めさせることはなかった。

試合の方は、まもなく前半が終了しようかという32分、ペナルティエリアの5mくらい外、ゴール正面やや左寄りの位置でForza`02がFKを得た。ボールの後ろに立ったのは、右Ond、左安太郎。最初に動き出して、ボールを蹴ったのはOnd。相手の壁の上を巻いたボールは、ゴール左上にきれいに決まった。流れの中では、なかなか良い形が取れなかった前半であったが、この得点で1-0のまま前半を終えた。

後半最初の得点シーンは、25分。左サイド安太郎の早いクロスがゴール前で混戦となる中、こぼれたところをOdakが勝負強くゴールに押し込んで、2-0。
更に26分、再び左サイド安太郎からの早いクロスを今度はゴール前でKyoiが抑え、相手をかわして流し込んで、3-0。
また更に27分、Odakがセンターサークル辺りから相手DFの裏に出した浮き球に、後半からFWに入ったKoizが動き出し、相手DFと競り合いながらドリブルで最後は振り切り、GKもかわしてスライディングしながら、右足で合わせたボールはゴール左下隅に転がり込み、4-0。

他にも、可能性を感じさせる場面はいくつもあり、（もちろん反省すべき場面もいくつもあるのだが）公式戦を目前にして、横河相手の内容としては上々の出来であったのではないか。得点に直接絡む場面では名前が出てきていないが、他の選手達も、随所に集中したプレイを見せ、ベンチからも「ナイスプレイ」の声を掛けられる場面が多かったように思う。

TMは、この後30分×2本が行われた。結果は、以下の通り。
　3本目；1-0（得点；Hosa）
　4本目；1-0（得点；Ren）
Hosaの得点は、14分。右サイドをRenがドリブルで深くエグり、ペナルティエリアの中、ゴールライン際からマイナス気味に出したグラウンダーのセンタリングにFWのHosaが右足を合わせてネットを強く揺らした。
Renの得点は、27分右サイドライン際から上げた高いクロスボールは、そのままゴールマウスの枠に入り、GKが抑えきれずに得点となった。

東京都の新人戦は、今日から決勝トーナメントの1回戦が始まっている。他のチームが公式戦を戦う中、Forza`02も今日の試合は公式戦モードで勝負にこだわる試合と言う位置づけであったようだ。
明日も「FC東京むさし」という強敵相手のTMとなるが、きっと今日と同じように公式戦モードでの激しい試合を見せてくれるだろう。楽しみだ。



【今日の安太郎】
　今日の1本目、2本目、安太郎は前後半の合計70分を初めてフル出場した。試合後に聞くと、最後は足がつっていたようだ。70分はけっこう厳しいらしい。
安太郎にとっては、横河戦には、ひとつトラウマがある。今年の夏、府中チャレンジカップでの横河戦、安太郎の守る左サイドで相手に振り切られ、得点につながり、即交替となった。
安太郎のポジションとマッチアップする相手の選手は、小学生の時に14ブロックの代表チームで一緒にいたGである。彼は、東京トレセンにも選ばれる快速の右サイドバックの選手で、とにかく足が早くドリブル突破が得意な選手である。
今日も、「置いていかれてるぞ」という監督からの檄を受けながらやっていたが、なんとか難なく抑えることができ、ホッとしているようだ。

今日は、得点にも絡む良いプレイができ、ベンチからの賞賛の声もあったので、ある程度納得できているだろう。当然まだまだ、課題はあるものの、私としては成長の証を見たゲームだったと思う。
ただ、後半のゴール前でのFK、あれは枠にいきたかったね。
明日も頑張ろう。