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「もしドラ」 [etc]

200万部を超えるベストセラー「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら」、通称「もしドラ」。最近は、テレビでも放映され、今日から映画も始まるようで、改めて注目を浴びている。既にお読みになった方も多いだろう。私も遅ればせながら、長男の本棚から借りてかわいい表紙の本を読んでみた。

「もしドラ」は、組織のマネジメントの理論を高校野球の部活に持ち込み、目標を「甲子園出場」と掲げて、これに向けていろいろな施策を打っていくというストーリーだ。
いくつかの理論(セオリー)が提示されているが、Forza`02でも当てはまりそうなところを少し書いてみる。

マネジメントを考える上では、まず以下の2つの定義付けが必要とされている。
 ①組織の定義
 ②組織を定義する上で「顧客」の定義
まず「Forza`02とは、何か。その目的と使命は何か。」を定義する。その組織を定義する上では、更に「顧客は誰か」を明確にする必要がある。顧客によって事業は定義され、組織の目的は顧客を満足させることで整理される、という。

「もしドラ」の中では、「顧客」を野球部及び高校野球に関わる全ての人たち、すなわち、部員、先生、親、学校、高校野球ファン、高校野球連盟と定義している。そして、野球部の使命をこれらの「顧客に感動を与えること」と定めている。

 野球とサッカーの違いはあるが、Forza`02にもほぼそのまま当てはまるように思う。
Forza`02のHPには、以下の3つがPolicyとして掲げられている。

 1. 文武両道をモットーとするクラブチーム
 2. 基本技術や戦術の習得を図りサッカーの楽しさを理解させるクラブチーム
 3. 全国大会の優勝を目指すクラブチーム

これは、まさに、その目的と使命の定義である。Forza`02は、この3つのPolicyを実現するために存在する組織であるということだ。
そして、私達、選手の親を含め、関係する人々はこの目標達成に向けた活動をサポートし、選手達のパフォーマンスで感動を享受する「顧客」ということのようだ。

次に出てくるのが「マーケティング」の概念だ。
「マーケティング」とは、「顧客」が求めているものを調査するということだ。例えば「顧客」である各選手はチームに何を求めるか、何をやりたいか、どういう考え方を持っているか、といった情報をマネジャーが把握し、組織のマネジメントに活かすということが書かれている。
情報が活用されるか否かは、そのモチベーションの在り方にも関わることになる。モチベーションを持たせて、成果を上げさせることがマネジメントの重要な役割のひとつのようだ。

昨年来、成果も伴ってきているため、Forza`02における選手たちのモチベーションも上がり調子であることは間違いない。次の世代に向けても良い刺激を与え、良い影響を及ぼしていると言える。

「もしドラ」の中では、更に組織の使命を果たすために考えるプロセスとして「強みを活かす」、「イノベーション(革新)を起こす」、「人事で応える」等について高校野球部の事例でストーリーが作られているが、ここでは長くなるので対比は別の機会とする。

Forza`02では、上記の3つのPolicyを踏まえて、監督・コーチを始めとしたチームスタッフにより、練習・指導・試合のマネジメントが行われている。

3つ目に掲げられた「全国大会優勝」というチームの大きい目標に向けてのマネジメントは、簡単なものではないであろうし、多少歪みや痛みがあることもやむを得ないだろう。マネジメントに関わる全ての人の理解が必要だと思う。

これまでも私は「顧客」としてForza`02から多くの感動を享受してきたことを感謝している。そして、また、今後も新しい感動が産み出されることを期待する。
まずは、関東大会。楽しみだ。

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